2018-06-15
行政院の頼清徳院長(首相)は14日,「金融発展アクションプラン」を発表した。台灣の金融市場に將來性と競爭力を持たせるのが目的。具體的にはテクノロジーを活かし,インターネットに特化した銀行2行の設置を認めるなどする方針だ。
この金融発展アクションプランは,金融と產業との提攜,イノベーションテクノロジーとの連攜,國際市場の開拓,ファイナンシャル·インクルージョン(金融包摂)の4つのビジョンから成る。また銀行,證券·先物取引,保険,フィンテック(金融とITの融合)についてそれぞれ目標と戦略を設定する。
銀行については金融機關の規模を拡大し,國際的な資產運用プラットフォームの構築を目指す。台灣のオフショア銀行部門(OBU)は資產約2029億台灣元(約7408億日本円)だが,これを活用しOBUに資 產運用と資金調達センターの役割を持たせることとし,総資產が1億台灣元を超えるハイエンド層に対して資產管理サービスの差異化をはかり,金融商品をめぐる規制を段階的に緩和することで,台灣のOBUを金融センターとして活用する外資を誘致したい考えだ。
證券·先物取引については,向こう2年で上場·店頭公開企業を新たに100銘柄増やすこととする。保険は3年で保障型商品と高齢化を視野に入れた商品の割合を6割以上へと引き上げ,5 + 2產業イノベーション計畫に含まれる新興產業(アジアのシリコンバレー·スマート機器·グリーンエネルギー·バイオ醫療·國防產業の5大イノベーション產業,および新農業と循環型経済)への投資額を1500億台灣元以上増やすこととし,5年でマイクロインシュアランス(小口保険)の被保険者數 を延べ100萬人以上とする。フィンテックは向こう3年で,1年あたり10件の金融イノベーション実験プランの申請を受け付ける。
Sources:Taiwan Today;2018年06月15日
資料來源: 行政院ニュース広報処
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