2021-11-23
経済部(日本の経産省に相当)が22日に発表した10月の輸出受注額は、前年同月比14.6%増の591億米ドルで、10月としては過去最高だった。2021年1月から10月の累計額は、5,407億3,000万米ドルとなったことから、経済部は通年の輸出受注額が過去最高額の6,500億米ドルに達する可能性もあるとみている。
10月は単月だけでなく、1月から10月までの累計額が、同期で過去最高を記録したほか、累計額の前年同期比が30.2%増加し、これも1988年以来の過去最高の延び幅だった。
地域別では、東南アジア諸国連合(ASEAN)からの輸出受注額が55億9,000万米ドル(前年同月比37.5%増)の過去最高となった。経済部統計処の黄于玲処長の分析によると、米中貿易摩擦の開始以降、多くのハイテク企業が生産拠点を東南アジア諸国に移していることに伴い、ハイテク製品の受注が増加、さらに半導体の受注をも促進していることが、受注額の大幅増加につながった。黄処長はさらに、10月になって同地区では新型コロナウイルスの感染ペースが減速したことから、ロックダウン措置が解除され、ペントアップ需要が受注額を押し上げたことも指摘した。
そのほか、米国(前年同月比0.5%増)、中国大陸及び香港(同21.7%増)、欧州(同18.2%増)からの受注額もそれぞれ過去最高額を更新した。
黄処長は今後について、11月の輸出受注額が590億米ドルから605億米ドル(前年同月比2.1%増から4.7%増)になると予測した。さらに1月から11月までの累計額は6,000億米ドルを越える可能性もあるとして、過去の経験に基づき、毎四半期ともに前の四半期を上回っていることから、通年の輸出受注額が6,500億米ドルに達するとの見通しを示した。
Sources:Taiwan Today;2021年11月23日
資料來源: 経済部
Juiker アプリ - 無料通話
一緒に Juiker しましょう