2021-11-25
台湾のグリーン化におけるビジネスチャンスへの日本企業による投資を促進するため、経済部とみずほ銀行は、11月25日に台北リージェントホテルで「台湾投資説明会-日本セッション」を共同で開催しました。同時に日本とオンラインで接続し、台湾に進出している日本企業のシニアマネージャー100人超が国内でのリアルイベントに参加し、日本企業の代表者500人以上がオンラインで参加しました。
陳次長はあいさつで、世界経済がパンデミックの影響を受けているものの、台湾は防疫で成果を上げており、輸出は21か月連続でプラス成長し、今年は6%の経済成長が見込まれていると述べました。日本は台湾にとって4番目に大きな投資元であり、政府は日本との投資・技術協力を重視しています。徳山株式会社、FORMOSA SUMCO、福隆繊維、台湾銅箔など、日本企業は台湾への投資を続けており、優れた技術が台湾にもたらされ、日台間の協力関係が成功の方程式であることが証明されています。
陳次長は、炭素排出量実質ゼロは台湾の産業競争力を左右する重要な要素であると述べており、経済部は、グリーンエネルギー、二酸化炭素削減と循環型経済、水素エネルギー、二酸化炭素回収・有効利用・貯留などの技術を推進し、かつサプライチェーン体系を通じて大企業が小企業を導く方法を組み合わせ、二酸化炭素削減目標の達成を目指しており、この議題上で日本企業と連携し、完全なエコシステムを形成したいとしています。
みずほファイナンシャルグループ今井誠司副社長によると、みずほ銀行は経済部投資台湾事務所と2019年に提携覚書を交わし、日本企業の台湾への投資を全力で支援しており、会議で共有する日本企業のNITTOBO ASIA Glass Fiber Co.,Ltd.はその最善の事例であるとしています。この説明会というプラットフォームを通じ、日本企業の台湾に対する理解を深め、日台産業のさらなる連携が促進されることが期待されています。
TSMCのシニアバイスプレジデントである何麗梅氏によると、TSMCはグリーンマニュファクチャリングに力を入れており、2050年の炭素排出量実質ゼロは、会社の長期的な目標であり、1,200社のサプライヤーと協力してエネルギー効率の高い製品を製造することで、二酸化炭素排出量の削減を目指すとしています。またTSMCは、台中に加えて台南にも廃棄物ゼロセンターを設置するとしており、電子廃棄物のリサイクルに関する技術を持つ日本企業の協力を歓迎すると同時に、日本企業が台湾に研究開発センターを設置し、TSMCと協力して先端プロセスの開発を加速し、設備投資の重複を減らすことを呼びかけました。
カンケンテクノ株式会社今村浩一副社長及び森原淳技術開発本部長は、同社の先進的な設備がもたらす環境面でのメリットを紹介し、台湾の顧客と協力して、台湾のグリーンサプライチェーンを変革する機会を掴んでいくとしています。リファインの川瀬泰之総経理は、同社の半導体産業向けの高純度溶剤を精製して再利用することで、環境保護、資源循環、コスト削減の3つの効果が得られることを説明しました。NITTOBO ASIA Glass Fiber Co.,Ltd.の林寿信董事長は、国際的に著名な電子材料用グラスファイバー大手として、台湾の完全な半導体・電子産業クラスターを重視しており、また経済部と嘉義県政府等の支援に感謝していると語っています。嘉義の同社新工場は予定通り今年9月に正式に始動し、将来的にはサプライチェーン生産現地化を実現します。
最後に、経済部投資業務処の張銘斌処長は、日本交流協会の星野光明首席副代表と意見交換を行い、張処長は外国企業の台湾投資を歓迎し、投資台湾事務所が投資計画を円滑に実行するための障害を取り除く支援をすると述べました。星野副代表は、台湾と日本の半導体関連分野における良好な交流を特に肯定した上で、IoTの発展に伴い、大量のデータ処理やセンサー等に低炭素・高性能が求められるようになり、日台協力の可能性が高まると確信していると語りました。
変異したウイルスの蔓延により、今年も引き続き世界の海外投資は影響を受けていますが、経済部は投資誘致の歩みを止めることなく、デジタル時代の基幹産業やグリーン化のニーズに引き続き着目し、オンラインによる投資誘致を強化するとともに、台湾の外国企業向けの支援サービスを向上させ、外国企業の台湾における新たなビジネスチャンス開拓を促進します。
報道担当者:投資業務処報道担当者 謝秀萍 経済参事
連絡先電話:02-2389-2111内線810
電子メール:hphsieh@moea.gov.tw
業務担当者:経済部投資業務処 陳瀅如 科長
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資料來源: 経済部投資業務処
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