2022-06-27
外交部の曽厚仁政務次長(=外務副大臣)は24日、リトアニア農業省のEgidijus Giedraitis副大臣一行をもてなすための昼食会を主催した。曽次長は遠方からやってきた一行を歓迎するとともに、台湾とリトアニアの農業連携のさらなる深化に期待を寄せた。
リトアニアからは今月中旬、経済革新省のJovita Neliupšienė副大臣の一行が台湾を訪問したばかり。同じリトアニアから1週間以内に2人の政府高官が相次いで訪台するのは異例のこと。台湾とリトアニアの緊密な友好関係をアピールすることとなった。
曽次長は昼食会の祝辞で、「台湾とリトアニアは近い理念を持つ。リトアニアは中国による威圧や経済制裁にも負けず、台湾支持の揺るぎない姿勢を示している。こうした友情に、台湾は官民一丸となって応えている」と述べた。
曽次長はその一例として昨年末、リトアニア産のラム酒2万本以上が中国に通関拒否された事件に言及。台湾の酒造大手である台湾菸酒公司(TTL)が、行き場を失ったラム酒をすべて買い上げて販売したところ、すぐに完売する人気ぶりだった。また、リトアニア産の商品を購入してリトアニアを買い支えようとする消費者心理から、リトアニア産のチョコレートやビールなどの売り上げも伸びている。
曽次長はまた、Egidijus Giedraitis副大臣の訪台は、台湾とリトアニアの農業連携にとって新たな時代を切り開くものだと歓迎。台湾の中華穀類食品工業技術研究所がリトアニア産小麦粉を使って、台湾の人々に広く受け入れられる洋菓子やパンの作り方を研究しており、これは「両国の協力が無限の商機と可能性を持つことを示している」とし、連携の更なる強化によって両国の経済繁栄とウィン・ウィンの関係を作り出すことができるだろうと期待を寄せた。
これに対してEgidijus Giedraitis副大臣は、団員たちは台湾のぬくもりと情熱を十分感じることができたとして、台湾側のもてなしに感謝した。また、リトアニアは現在、輸出市場の分散を図っており、今回の訪台に随行した20社余りの企業関係者は、いずれも台湾企業との提携を希望しており、肉製品、乳製品、小麦粉の対台湾輸出などで台湾とさらなる協力を目指したいと意気込みを見せた。
Egidijus Giedraitis副大臣を団長とする企業及びメディア関係者を含む一行は22日から24日まで台湾に滞在し、台北市内で開かれていた「台北国際食品見本市(FOOD TAIPEI)」でリトアニアの食品をアピールしたほか、ビジネスマッチング商談会やリトアニア産小麦粉の普及説明会などに出席し、世界最高のパン職人を決定するコンテスト「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー(ベーカリー・ワールドカップ)」で優勝経験を持つ「呉宝春麦方店」の呉宝春さんと交流を深めた。また、行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)や衛生福利部食品薬物管理署(台湾FDA)を訪問し、リトアニア産農産品の台湾での輸入・販売の迅速化でコンセンサスを得るなど豊富な成果を上げた。
Sources:Taiwan Today;2022年06月27日
資料來源: 外交部
Juiker アプリ - 無料通話
一緒に Juiker しましょう