2021-05-21
経済部(日本の経済産業省に相当)は20日、今年4月の輸出受注統計の重点を以下のように発表した。
一、輸出受注額の変動
1. 前月比:4月の輸出受注額は549.3億米ドルで、3月と比べると12.7億米ドル(2.4%)増加した。
2. 前年同月比:昨年4月と比べると164.0億米ドル(42.6%)増加した。
3. 今年1~4月の累計と前年同期比:今年1~4月の輸出受注額は2,039.0億米ドルで、昨年同期と比べると611.3億米ドル(42.8%)増加した。
二、主要品目別の輸出受注額
1. ICT製品:154.6億米ドルで、3月と比べて10.2%増加した。主な原因は「巣ごもり経済」の継続により、グラフィックカード、ノートブックパソコン、サーバー、インターネット通信製品の需要の高まりが続いたため。これに加えてスマホの受注も昨年同月に比べて増加した。
2. エレクトロニクス製品:171.1億米ドルで、3月と比べて8.0%増加した。主な原因は5G(第5世代移動通信システム)、高性能計算など新興技術の応用が広がったため。
3. 光学器材:24.9億米ドルで、3月と比べて5.6%減少した。
4. ベースメタル(卑金属):32.2億米ドルで、3月と比べて2.8%増加した。主な原因は各国がコロナ収束後を見込み、インフラ建設の拡大を進めており、それにより鉄鋼製品の需要が高まっているため。また、、原料価格の高騰が鉄鋼価格の上昇を招いているのも原因の一つ。
三、主な受注先
1. 米国:受注額は156.6億米ドルで、3月と同水準だった。
2. 中国大陸(香港含む):受注額は146.0億米ドルで、3月より2.3%増加した。
3. 欧州:受注額は113.8億米ドルで、3月より13.6%増加した。特にICT製品の受注額が10.8億米ドル(23.9%)増加した。
4. ASEAN:受注額は52.4億米ドルで、特にエレクトロニクス製品が4.4億米ドル(46.5%)増加した。
5. 日本:受注額は28.6億米ドルで、3月より1.8%増加した。また、昨年4月と比べると36.4%の増加となった。特に ICT製品は2.6億米ドル(51.8%)の増加、エレクトロニクス製品は2.1億米ドル(39.8%)の増加となった。
Sources:Taiwan Today;2021年05月21日
資料來源: 経済部
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