2024-03-07
台北国際自転車見本市(TAIPEI CYCLE)が6日、台北南港第1展示ホールと第2展示ホールで始まった。主催の中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)は、同時開催の台湾国際スポーツ・フィットネス用品見本市(TaiSPO)」と合わせると80か国・地域から4,000人のバイヤーが参観に訪れ、それによって創出される商機は過去最多になると見込んでいる。(TAITRA)
台北国際自転車見本市(TAIPEI CYCLE)が6日、台北南港第1展示ホールと第2展示ホールで始まった。台湾国際スポーツ・フィットネス用品見本市(TaiSPO)」の同時開催となる。主催の中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)によると、今年のTAIPEI CYCLEの出展規模は950社、3,500小間に達し、コロナ前の2019年を15%上回る。TaiSPOの出展規模は205社、850小間。TAITRAは、2つの見本市を合わせると80か国・地域から4,000人のバイヤーが参観に訪れ、それによって創出される商機は過去最多になると見込んでいる。開催期間は9日(土)まで。
TAITRAの黄志芳董事長は開会式で、自転車産業の在庫消化は今年下期にも解決する見通しだと指摘。長期的に見れば気候変動や省エネ、CO2排出削減等の要素が加わって自転車や電動アシスト自転車の需要を押し上げるだろうとの見方を示した。黄董事長はまた、「米国の研究機関は、世界のスポーツ産業の市場規模が2028年までに365億米ドルに達すると見ている。この成長幅は非常に大きく、スポーツ産業の発展に期待が寄せられている。コロナの終息により、スポーツ産業の発展はより加速するだろう」と述べた。
今年のTAIPEI CYCLEは3月6日から9日まで開催される。台湾からは自転車大手の美利達(メリダ)や巨大(ジャイアント)、自転車用チェーンの桂盟(KMC)、フィットネス機器大手の喬山(ジョンソン)、岱宇(ダイヤコ)、東庚企業(DK CITY)などが出展している。
自転車産業のデジタル化やスマート化が進む中、TAITRAは今年、TAIPEI CYCLEとTaiSPOの展示会場の両方にスタートアップとイノベーションのエリアを設置した。そのうちTAIPEI CYCLEに初めて設置した「Bike Venture(自転車ベンチャー)エリア」には8つの国と地域から10社の自転車関連のスタートアップが出展している。
資料來源: 中華民国対外貿易発展協会