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産業発展の概況
一 生産高規模
台湾は多くの通信ハードウェア製造企業を擁しているため、世界の
通信産業において重要な地位を占めています。2019 年の台湾における情
報通信機器産業(インターネット通信設備および個人のモバイル端末を含
む)の生産高は 9,979 億台湾元で、2018 年と比べ 1.8% 減の小幅なマイナ
ス成長となりました。しかし、2020 年には IoT やクラウド応用サービス
の需要が持続的拡大し、また、ネットワーク仮想化、LPWAN、AI、5G、
エッジコンピューティングといった新興技術の発展により、有線および無
線の情報通信関連製品の需要が伸び、台湾情報通信産業の景気も再び上昇
して 1 兆 169 億台湾元となり、年平均成長率が 1.9% に達すると見込まれ
ています。
10,800
10,667
10,600 10,573
10,400
10,200 10,163 10,169
10,000 9,979
9,800
9,600
2016 2017 2018 2019(e) 2020(f)
出典:本研究で整理したものである(単位:億台湾元)。
図1 2016年から2020年までの台湾情報通信産業における生産高の推移
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